観光地というイメージの強い北海道ですが、昭和初期、室蘭には幕西遊郭という場所がありました。室蘭は曽根富美子先生のご出身でもあるそうです。私はこの漫画を読むまで全くこの幕西遊郭を知らなかったのですが、この幕西遊郭が「親なるもの断崖」の漫画の舞台となり、道子、松恵、武子、梅の四人の少女たちが辿り着いた場所です。
そして漫画の中に度々出てくる険しい崖のある「地球岬」。ボロ・チケウレが語源で「親である断崖」という意味だそうです。漫画の中では、少女たちがこの厳しい崖を見下ろすシーンが幾度と出てきて、彼女たちの境遇と険しい崖の描写がリンクします。親なるもの断崖漫画

「九条」という名を使い芸妓日本一に上り詰めた武子も、売れっ子の女郎となったお梅も、この場所に何度も思いを馳せます。そして悲惨な最期を遂げた道子が命を絶たれたのも、この地球岬でした。地球岬は、この漫画の中で大きなキーワードとなっています。ここから漫画のタイトルの「親なるもの断崖」にも繋がっていくんですね。ラストシーンに描かれた地球岬の描写も壮大で、とても感動的でした。
昭和33年まで実際に存在していたという幕西遊郭。幕西遊郭を舞台にして険しい「地球岬」のように辛い過酷な人生を送った女性たちの物語が描かれているのが「親なるもの断崖」なのです。

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